和綴本を買取しました!古くて珍しいこんな本、あなたのお家に眠っていませんか?
- 2025-08-14
大河ドラマ「べらぼう」にも出てくる製本スタイル
「和綴本」を買い取らせていただきました。
こんにちは♪
きぬたのタヌキの髙村書店です。
先日の出張買取で、和綴本をたくさん買い取らせていただきました。
今話題の大河ドラマ「べらぼう」で、この製本様式の書物をご覧になった方も多いのではないでしょうか?
和紙の表紙に題箋が貼られ、糸で綴じられた和綴本。
なんとも味わいのある雰囲気がたまりません。
和綴本の歴史と魅力
和綴本とは、糸で綴じられた日本独自の製本様式で、江戸時代から明治、大正期にかけて広く使われました。
和紙の柔らかな手触りと、職人の手仕事による美しい綴じ糸は、現代の本にはない温もりを感じさせてくれます。
和綴本の歴史は古く、平安時代の「綴葉装(てっちょうそう)」を原型とし、室町時代にはほぼ現在の形に整ったのだそうです。
紙を重ね、穴を開け、麻糸や絹糸で四つ目綴じや康熙綴じといった方式で仕上げます。
表紙には雲母刷り(きらずり)や金箔押しが施されることもあり、まさに芸術品と呼べる装丁です。
豆知識として、和綴本は実用書だけでなく、浮世絵や草双紙(くさぞうし)などの娯楽作品にも多く使われました。
江戸時代の貸本屋では、和綴本が棚いっぱいに並び、人々はそこから好みの本を選んで楽しんでいたそうです。
また、和綴本は修理や補修が比較的容易なため、何世代にもわたって受け継がれる例も少なくありません。
和綴本は、あなたのお家にも眠っているかもしれません
もしご自宅の押し入れなどに、いつからあるのかわからない古い本があれば、それが価値ある和綴本かもしれません。
保存状態が良ければ、江戸期の和綴本や限定印刷の美本は、市場でも高値で取引されることがあります!
和綴本は歴史資料としての価値だけでなく、美術的価値も高いため、海外のコレクターからも人気です。
髙村書店では、和綴本を含む古書全般の査定を無料で行っております。
ジャンルや状態にかかわらず、まずはお気軽にご相談くださいね。
出張買取専門店ならではのフットワークで、東京・神奈川を中心に迅速にお伺いいたします。
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